先週の振り返りと注目イベントカレンダー[12/9(月) ~ 12/13(金)]
先週の振り返り(12月2日~12月6日)
先週の為替市場は以下の動きが目立ちました。
- ドル円
- 米国雇用統計(6日)の結果を受け、ドルは上下に振れました。予想以上の非農業部門雇用者数の増加がドル買いを一時的に支えましたが、平均時給の伸びが低調だったため、市場の反応は限定的。
- ユーロ
- ユーロは弱含みの動きを見せました。ユーロ圏の経済指標が軟調で、ECBの利下げ継続観測が背景に。
- ポンド
- 英国の堅調なPMI結果が発表されるも、Brexitに関連するリスクがくすぶり、大きな方向感は見られませんでした。
- リスク通貨
- 地政学的リスクの影響でリスク回避の動きが見られ、円やスイスフランが堅調に推移。
今週の注目キーワードとコメント(12月9日~12月13日)
- 米国CPI(11日)
FRBが注視するインフレ指標。予想を下回る場合、ドル売り圧力が強まる可能性があり、株式市場も敏感に反応すると予想されます。 - 中銀ウィーク(12日)
ECBやスイス国立銀行などの政策金利発表が予定されています。特にラガルドECB総裁の会見内容がユーロ相場を左右するでしょう。 - 日銀短観(13日)
日本の大企業の景況感が改善すれば、日銀の利上げ観測が強まり円買い材料となる可能性。 - 地政学的リスク
中東情勢を巡るリスクが引き続き市場心理を揺さぶるため、安全資産としての円とゴールドの需要増加に留意。
今週はインフレ指標と中央銀行の政策に市場が集中し、荒い値動きが予想されます。ドル円、ユーロドル、ポンドドルの動向に注目です!
金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー