先週の振り返りと注目イベントカレンダー[12/16(月) ~ 12/20(金)]
先週の振り返り(12月9日~12月13日)
- 米ドルの動向:米CPI(消費者物価指数)が予想を下回り、FRBの利上げ停止期待が強化されドルは下落。週中には米国の雇用指標も注目され、リスクオンとオフの振り幅が大きい展開に。
- ユーロとECB:欧州中央銀行(ECB)の政策金利据え置きとラガルド総裁の慎重な姿勢を受け、追加緩和への期待が高まり、ユーロはやや弱含み。
- 円の動き:リスク回避ムードが強まる中、安全資産として円高が進行。ドル円は一時147円台を下回る局面も。
今週の注目キーワード(12月16日~12月20日)
- FOMCブラックアウト期間(19日まで)
FOMCを控えた市場の思惑でドルの振れ幅が大きくなる可能性。 - 英国CPI(18日発表予定)
インフレが市場予想を上回れば、利上げ期待が再燃しポンド買いが進む展開に。 - 政策金利ウィーク(19日)
スウェーデン中銀や英中銀が政策金利を発表。市場の予想との乖離が大きな動意材料になる可能性あり。 - 米PCEデフレーター(20日発表予定)
FRBが重視するインフレ指標であり、結果次第ではドルがさらに弱含む可能性。
今週は主要なインフレ指標と政策金利発表が目白押し。「中銀ウィーク」の影響で個別通貨が荒い値動きをする可能性が高いため、流動性の低下に注意が必要です。特に米PCEデフレーターはFOMCの金融政策見通しに直結する重要指標です。
金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー